添付パワポのデザインで資料作成|Ai助エージェント活用術

提案書や報告書をつくるとき、いちばん手間がかかるのは「中身」よりも「体裁」だったりします。会社で決まった配色、見出しの色帯、ロゴの位置、ページ番号――それらを一枚ずつ整えていく作業は、内容を考える時間を確実に削ります。

Ai助では、お手元のPowerPointを添付して依頼することで、その体裁を引き継いだまま中身だけを新しくすることができます。ここでは「デザインを引き継ぐ/新しくする」の使い分けから、グラフや写真の入れ方、文字のはみ出し対策まで、資料作成まわりの機能をまとめて整理します。

目次

添付したPowerPointと同じデザインで作る

同じデザインで作りたいときは、AIの選択でエージェントを選んだうえで、お手元のPowerPoint(.pptx)を添付し、「このデザインで」と添えてご依頼ください。配色・書体・見出しの色帯・ロゴ・ページ番号の位置まで引き継ぎ、中身だけを新しい内容に差し替えます。

頼み方の例

  • 「このデザインで、支援機関向けの提案書を10枚作って」
  • 引き継ぎが働くときは「添付のデザインをそのまま使って作成します」とご案内が出ます
  • 続けて「3ページ目を直して」と重ねても、同じ会話ならデザインは保たれます

つまり、社内で長く使ってきた既存資料が、そのまま「テンプレート」として機能するということです。テンプレートファイルをあらためて用意する必要はありません。

引き継げないとき

  • ファイルが古い .ppt 形式のとき(.pptx で保存し直してください)
  • 文字が画像として貼り込まれているだけの資料のとき(書き換える文字がないため)
  • その日のエージェントの利用枠を使い切ったとき、出力形式を「テキストのみ」にしているとき

いずれの場合も画面にご案内が出ますので、うまくいかないときはまずその表示をご確認ください。なお、プランごとの利用枠など料金にかかわる内容は、最新の料金ページ、またはヘルプセンターの料金に関するFAQをご確認ください。

逆に「デザインは新しく」したいとき

体裁ごと刷新したい場合は、「デザインは新しく」と添えてご依頼ください。添付ファイルは内容の材料としてだけ使い、体裁は新しく作り直します。

  • 「添付の内容をもとに、デザインは新しく作って」
  • 「この資料の内容で、新しいデザインの提案書を作って」

ここで注意したいのが、「できあがりがほとんど変わっていない」というご相談です。原因はたいてい頼み方にあります。「この資料のデザインで」のように元の体裁を引き継ぐ言い方をすると、見た目は変えずに中身だけを差し替える動きになるためです。

また、引き継ぎのご案内が出なかった場合でも、添付資料の体裁に寄せて作られることがあります。確実に新しくしたいときは「デザインは新しく」とはっきりお書きください。

会話を続けてもデザインが元に戻らない

以前は、続きのご依頼のたびにデザインの指定を読み直していたため、2回目以降で標準のデザインに戻ることがありました。この点は2026年8月の改善で解消しています。

現在は、その会話でどのファイルを見本にしたかを覚えたうえで引き継ぐため、同じ会話で「3ページ目を直して」「もう1枚追加して」と続けても、デザインが保たれます。作りながら直していく、という自然な進め方ができるようになりました。

ただし、次の場合は引き継ぎが切れます。

  • 「デザインは新しく」「別のデザインで」とお伝えいただいたとき
  • 新しい会話を始めたときや、別の話題に切り替えたとき

その場合は、もう一度ファイルを添付してご依頼ください。逆に言えば、体裁を保ったまま仕上げたい作業はひとつの会話にまとめるのがコツです。

見本の体裁のままグラフや写真を入れる

こちらも2026年8月の改善で、見本の体裁(配色・書体・見出しの色帯・ロゴ)はそのままに、グラフや写真を自由に配置できるようになりました。エージェントで添付PowerPointのデザインを引き継ぐときの機能です。

以前は見本のページを複製して文字を入れ替える作り方だけだったため、見本に該当するページがないとグラフを入れられませんでした。手元の資料に図表のページがなければ図表を作れない、という制約があったわけです。

  • 「このデザインで、売上推移のグラフを入れた資料を作って」
  • ページの組み方ごと任せたいときは「このデザインで、レイアウトは自由に、提案書を作って」
  • できあがったあとに「3ページ目にグラフを入れて」と続けることもできます

ひとつだけご注意ください。グラフの数値はAIが資料から読み取ったものです。元データと突き合わせてご確認ください。社外に出す資料ほど、この確認は省かないことをおすすめします。

文字が枠からはみ出す問題への対策

「できあがったパワポの文字が枠からはみ出している」というお声にも、2026年8月の改善で対応しました。できあがった資料を別の担当AIが開き直して点検し、その場で直す工程を追加しています。文字のはみ出しは目分量ではなく、スライドの実寸から計算して確かめます。

点検して直すのは、次のような箇所です。

  • 枠から出た文字(文言を削って収めます)
  • 箇条書きの記号だけが残った空の行
  • 同じ並びなのに文字サイズや太さがそろっていない項目
  • 本文が中央揃えになっているもの

あわせて、次の2点も押さえておいてください。

  • 添付した見本から受け継いだ体裁は、点検の対象外です。お客様が指定したデザインを勝手に手直しすることはありません
  • スライドタブで作ったスライドは別の仕組みです。各スライドの「この枚を指示で直す」をお使いください

それでも気になるときは「3ページ目の文字が枠から出ています。短くして直して」のように、ページを指定してお伝えください。どのページのどこが気になるかを具体的に書くほど、狙いどおりに直ります。

まとめ

資料づくりでAi助を使いこなす要点は、シンプルに整理できます。

  • 体裁を引き継ぎたいなら、エージェントで .pptx を添付し「このデザインで」
  • 刷新したいなら「デザインは新しく」とはっきり書く
  • 体裁を保ったまま仕上げたい作業は、ひとつの会話の中で続ける
  • グラフや写真は見本の体裁のまま入れられる。ただし数値は元データで確認する
  • 文字のはみ出しは自動で点検されるが、気になる箇所はページ指定で伝える

「体裁は任せて、中身に集中する」。手元の一枚を見本として渡すところから、まずは試してみてください。

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